ついにこのブログを開始して初の横綱が誕生する事となったようです。
今場所の照ノ富士はまさに隙のない相撲を見せて横綱白鵬との千秋楽全勝対決となりましたが
最後は並々ならぬ勝利への執念を見せた白鵬に敗れはしたものの、その成績は14勝次点。
見事に12勝優勝→14勝次点という、二場所連続優勝に準ずる成績を収めて綱取りを成功させました。
綱取り場所が準優勝での横綱昇進は1987年の北勝海や大乃国以来、34年ぶりとなります。
結果は14勝次点でしたが、照ノ富士の師匠でもある伊勢ヶ浜審判部長は13連勝した時点で「成績的には十分満たしている」とも発言しており
仮に13勝次点だった場合でも昇進していたと思われますが、注目すべき部分はそこで出てきた伊勢ヶ浜審判部長の「今の時点で(優勝)次点は決まっている」とする発言です。
つまり、審判部長はこの時点で仮に白鵬全勝優勝・照ノ富士13勝次点と、2差離されたとしても「次点は決まっている」として「成績的には十分」と語っているのです。
たしかに13日目まで白鵬・照ノ富士共に全勝で来ているならば千秋楽の直接対決まで優勝の行方は分かりません。
そこに1差か2差かの違いはあまり関係無いとの事なのでしょうが、稀勢の里の時の12勝次点(2差)を準ずる成績と認めた時よりかはよほど健全と思われます。
この場合の星の差の違いをあまり考えないという部分は、綱取りの運用に当たって非常に柔軟な姿勢だと私は評価します。
話は変わりますが今回、照ノ富士の綱取りを追って見ていて驚いた報道がありました。
それが毎日新聞の12日目終了後に出された「照ノ富士、横綱昇進ほぼ確実に 名古屋場所12連勝」というニュースです。
このニュースでは白鵬と照ノ富士以外の力士が全て3敗以上した事により、既に12連勝している照ノ富士の次点以上が確定した上で「優勝に準ずる成績」に当てはまるという内容です。
私は以前、準ずる成績≒準優勝(12勝以上)と語った事がありますが、この場合はさすがに準ずる成績としての見方が少々性急すぎます。
まず、仮に照ノ富士が12勝次点で終わったとして、優勝した白鵬との星の差も大事な要素となってきます。
これが白鵬全勝優勝だった場合は3差も離される事となり、準ずる成績とは言いづらくなります。
また、一番の問題は起点となる前の場所の優勝が12勝だったという事です。
12勝優勝→12勝次点では二場所での合計が24勝と星の差以前の問題であり、仮に12勝優勝→12勝同点でも見送られてしかるべき状況となっているのです。
「準ずる成績」の概念はその時その時、ケースバイケースで揺れ動きますが、それは十分な勝星があっての話なのです。
優勝・準優勝の場合は少なくとも12勝・13勝での合計25勝が最低限必要となってくるでしょう。
報道においても、もう少し勉強してとにかく注目最優先な記事は控えるべきだと思います。
もう一つ、貴景勝の話題も。
以前より私は綱取りにおいては、12勝準優勝を一つのボーダーラインと捉えて実績次第で準ずる成績になりえると言っていますが
先場所・先々場所と照ノ富士が「12勝」での連続優勝をした事柄を見ても(もちろん13勝よりかは弱いですが)「12勝は優勝してもおかしくはない成績」として
ギリギリですが場合によっては12勝準優勝は準ずる成績の議論となりえるという思いをより強く持つ事となりました。
そして今回、準優勝でも次点ではなく同点でしたが、先場所に12勝同点の成績を収めた貴景勝は「全勝レベルの優勝なら横綱の可能性もありえる」という実質綱取り場所となりました。
これも以前にブログで紹介した「12勝同点を考える」でのまさに予想通りの結果と言えます。
貴景勝は残念ながら首の負傷で休場となりましたが、並の大関が12勝同点となった場合の事例として注目すべき綱取りだったと思います。
これから順当にいけば明日以降に横審より認められて新横綱・照ノ富士が誕生となりますが、このブログとしても綱取り研究に一役かっていただきありがとうございます。
横綱昇進おめでとうございますとお礼と祝辞を述べたいと思います。

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今場所の照ノ富士はまさに隙のない相撲を見せて横綱白鵬との千秋楽全勝対決となりましたが
最後は並々ならぬ勝利への執念を見せた白鵬に敗れはしたものの、その成績は14勝次点。
見事に12勝優勝→14勝次点という、二場所連続優勝に準ずる成績を収めて綱取りを成功させました。
綱取り場所が準優勝での横綱昇進は1987年の北勝海や大乃国以来、34年ぶりとなります。
結果は14勝次点でしたが、照ノ富士の師匠でもある伊勢ヶ浜審判部長は13連勝した時点で「成績的には十分満たしている」とも発言しており
仮に13勝次点だった場合でも昇進していたと思われますが、注目すべき部分はそこで出てきた伊勢ヶ浜審判部長の「今の時点で(優勝)次点は決まっている」とする発言です。
つまり、審判部長はこの時点で仮に白鵬全勝優勝・照ノ富士13勝次点と、2差離されたとしても「次点は決まっている」として「成績的には十分」と語っているのです。
たしかに13日目まで白鵬・照ノ富士共に全勝で来ているならば千秋楽の直接対決まで優勝の行方は分かりません。
そこに1差か2差かの違いはあまり関係無いとの事なのでしょうが、稀勢の里の時の12勝次点(2差)を準ずる成績と認めた時よりかはよほど健全と思われます。
この場合の星の差の違いをあまり考えないという部分は、綱取りの運用に当たって非常に柔軟な姿勢だと私は評価します。
話は変わりますが今回、照ノ富士の綱取りを追って見ていて驚いた報道がありました。
それが毎日新聞の12日目終了後に出された「照ノ富士、横綱昇進ほぼ確実に 名古屋場所12連勝」というニュースです。
このニュースでは白鵬と照ノ富士以外の力士が全て3敗以上した事により、既に12連勝している照ノ富士の次点以上が確定した上で「優勝に準ずる成績」に当てはまるという内容です。
私は以前、準ずる成績≒準優勝(12勝以上)と語った事がありますが、この場合はさすがに準ずる成績としての見方が少々性急すぎます。
まず、仮に照ノ富士が12勝次点で終わったとして、優勝した白鵬との星の差も大事な要素となってきます。
これが白鵬全勝優勝だった場合は3差も離される事となり、準ずる成績とは言いづらくなります。
また、一番の問題は起点となる前の場所の優勝が12勝だったという事です。
12勝優勝→12勝次点では二場所での合計が24勝と星の差以前の問題であり、仮に12勝優勝→12勝同点でも見送られてしかるべき状況となっているのです。
「準ずる成績」の概念はその時その時、ケースバイケースで揺れ動きますが、それは十分な勝星があっての話なのです。
優勝・準優勝の場合は少なくとも12勝・13勝での合計25勝が最低限必要となってくるでしょう。
報道においても、もう少し勉強してとにかく注目最優先な記事は控えるべきだと思います。
もう一つ、貴景勝の話題も。
以前より私は綱取りにおいては、12勝準優勝を一つのボーダーラインと捉えて実績次第で準ずる成績になりえると言っていますが
先場所・先々場所と照ノ富士が「12勝」での連続優勝をした事柄を見ても(もちろん13勝よりかは弱いですが)「12勝は優勝してもおかしくはない成績」として
ギリギリですが場合によっては12勝準優勝は準ずる成績の議論となりえるという思いをより強く持つ事となりました。
そして今回、準優勝でも次点ではなく同点でしたが、先場所に12勝同点の成績を収めた貴景勝は「全勝レベルの優勝なら横綱の可能性もありえる」という実質綱取り場所となりました。
これも以前にブログで紹介した「12勝同点を考える」でのまさに予想通りの結果と言えます。
貴景勝は残念ながら首の負傷で休場となりましたが、並の大関が12勝同点となった場合の事例として注目すべき綱取りだったと思います。
これから順当にいけば明日以降に横審より認められて新横綱・照ノ富士が誕生となりますが、このブログとしても綱取り研究に一役かっていただきありがとうございます。
横綱昇進おめでとうございますとお礼と祝辞を述べたいと思います。
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