今場所の相撲は最後まで注目された熱海富士が終盤の失速、混戦模様となり誰が優勝するのか分からないような状態の中で終わってみれば大関・貴景勝の優勝となりました。
通常なら大関の優勝で来場所はいざ綱取りへとなるのでしょうが、今場所の成績は11勝4敗。
年六場所制以降、実に四度目となる11勝での最低レベルな優勝に終わりました。
私は前から言っておりますが12勝までは優勝がままあり、優勝どころか準優勝での綱取りの可能性もあるが
11勝は調子の良い力士が普通に届く成績であり、11勝優勝とはイレギュラー的なものと考えております。
それでも一応優勝は優勝。
大関での11勝優勝はかつて武蔵丸がしておりますが、その時も審判部はこの最低レベルな優勝をどうするかで議論が紛糾しました。
結局は九重審判部副部長の「優勝は優勝」という言葉と共に翌場所は「全勝レベルの優勝で横綱昇進も」という綱取り場所となりました。
結果は12勝と惜しくも振るわず優勝を逃して武蔵丸の横綱はおあずけとなりましたが、今回の貴景勝は果たしてどうなるのか。
武蔵丸と貴景勝との明確な違いは、優勝決定戦が注文相撲で熱海富士に勝った事もありますが、一番は貴景勝のこれが角番優勝だったという事です。
綱取りを見る場合において、3場所前というのは参考としてみられます。
ここが全休の貴景勝は、3場所前が11勝次点だった武蔵丸よりも厳しく見られる事となるでしょう。
さっそく佐渡ケ嶽審判部長のインタビューには「千秋楽まで見て、もっとレベルの高い優勝なら」と歯切れ悪く明確な綱取り場所には否定的なようです。
武蔵丸が「全勝レベルの優勝で横綱も」と言われ綱取り場所だったのに対し
貴景勝は「全勝レベルの優勝で横綱も」と言われ実質綱取り場所という差が出てくるのではないでしょうか。
もっとも、なんだかんだ言いつつも結局はムード次第。
来場所、貴景勝が横綱ムードを手繰り寄せて全勝優勝でもしたなら一気に昇進もあるかと思います。14勝優勝でも議論にはなるでしょうし昇進の可能性もあるでしょう。では13勝以下での優勝は?
原則では連続優勝すれば横審への諮問という事なので、相撲協会はそこで横審に丸投げして判断を任せる事になるでしょうが
さすがにそれでは11勝優勝が低すぎて横審から見送られる公算が高いのではないかと考えます。
すべては貴景勝の頑張り次第という事で期待したいと思います。
もう一つ。元大関という事で高安の話題も。
前々回の記事で高安の勝負弱さを書きましたが、それが今場所さらに更新されて千秋楽まで優勝争いした末に千秋楽に敗れるという事の新記録となりました。
高安は自力・他力に関わらず千秋楽まで優勝争いに名を残した回数が8回ありますが、それが全て千秋楽黒星という成績。
しかも全て「勝てば優勝」または「優勝の可能性が繋がる」状況での敗北です。
もっとも今場所は十日目の熱海富士戦で腰を痛めたようで、それからは何とか相撲を取っていたように見えましたが、問題はこの8回という成績です。
これまでは年六場所制以降で優勝経験の無い関取のうち、千秋楽まで優勝争いをした数が最多だったのは双羽黒の7回でした。
これが今場所、高安が8回となった事で「優勝経験の無い関取の中で優勝争いの経験が一番」という面白い記録が更新されたのです。
もっとも、優勝すればこの記録は無くなりますし、現に兄弟子だった稀勢の里は高安以上の9回という記録を更新した後に優勝してこの不名誉な記録から脱する事が出来ましたので
高安にも頑張って優勝してもらい、「無冠の帝王」(無冠の中での一番)から脱却する事を願いたいと思います。

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通常なら大関の優勝で来場所はいざ綱取りへとなるのでしょうが、今場所の成績は11勝4敗。
年六場所制以降、実に四度目となる11勝での最低レベルな優勝に終わりました。
私は前から言っておりますが12勝までは優勝がままあり、優勝どころか準優勝での綱取りの可能性もあるが
11勝は調子の良い力士が普通に届く成績であり、11勝優勝とはイレギュラー的なものと考えております。
それでも一応優勝は優勝。
大関での11勝優勝はかつて武蔵丸がしておりますが、その時も審判部はこの最低レベルな優勝をどうするかで議論が紛糾しました。
結局は九重審判部副部長の「優勝は優勝」という言葉と共に翌場所は「全勝レベルの優勝で横綱昇進も」という綱取り場所となりました。
結果は12勝と惜しくも振るわず優勝を逃して武蔵丸の横綱はおあずけとなりましたが、今回の貴景勝は果たしてどうなるのか。
武蔵丸と貴景勝との明確な違いは、優勝決定戦が注文相撲で熱海富士に勝った事もありますが、一番は貴景勝のこれが角番優勝だったという事です。
綱取りを見る場合において、3場所前というのは参考としてみられます。
ここが全休の貴景勝は、3場所前が11勝次点だった武蔵丸よりも厳しく見られる事となるでしょう。
さっそく佐渡ケ嶽審判部長のインタビューには「千秋楽まで見て、もっとレベルの高い優勝なら」と歯切れ悪く明確な綱取り場所には否定的なようです。
武蔵丸が「全勝レベルの優勝で横綱も」と言われ綱取り場所だったのに対し
貴景勝は「全勝レベルの優勝で横綱も」と言われ実質綱取り場所という差が出てくるのではないでしょうか。
もっとも、なんだかんだ言いつつも結局はムード次第。
来場所、貴景勝が横綱ムードを手繰り寄せて全勝優勝でもしたなら一気に昇進もあるかと思います。14勝優勝でも議論にはなるでしょうし昇進の可能性もあるでしょう。では13勝以下での優勝は?
原則では連続優勝すれば横審への諮問という事なので、相撲協会はそこで横審に丸投げして判断を任せる事になるでしょうが
さすがにそれでは11勝優勝が低すぎて横審から見送られる公算が高いのではないかと考えます。
すべては貴景勝の頑張り次第という事で期待したいと思います。
もう一つ。元大関という事で高安の話題も。
前々回の記事で高安の勝負弱さを書きましたが、それが今場所さらに更新されて千秋楽まで優勝争いした末に千秋楽に敗れるという事の新記録となりました。
高安は自力・他力に関わらず千秋楽まで優勝争いに名を残した回数が8回ありますが、それが全て千秋楽黒星という成績。
しかも全て「勝てば優勝」または「優勝の可能性が繋がる」状況での敗北です。
もっとも今場所は十日目の熱海富士戦で腰を痛めたようで、それからは何とか相撲を取っていたように見えましたが、問題はこの8回という成績です。
これまでは年六場所制以降で優勝経験の無い関取のうち、千秋楽まで優勝争いをした数が最多だったのは双羽黒の7回でした。
これが今場所、高安が8回となった事で「優勝経験の無い関取の中で優勝争いの経験が一番」という面白い記録が更新されたのです。
もっとも、優勝すればこの記録は無くなりますし、現に兄弟子だった稀勢の里は高安以上の9回という記録を更新した後に優勝してこの不名誉な記録から脱する事が出来ましたので
高安にも頑張って優勝してもらい、「無冠の帝王」(無冠の中での一番)から脱却する事を願いたいと思います。
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