大の里の新大関場所で沸いた今年の九州場所ですが、蓋を開けて見ると先輩の琴櫻・豊昇龍の両大関が奮起して一歩も引かぬ優勝争いを繰り広げての
1敗同士による千秋楽相星決戦という相撲観戦としては素晴らしい千秋楽の場所となりました。

両雄相まみえた結果、勝利した琴櫻は見事14勝での初優勝を遂げました。

14勝優勝の琴櫻は来場所の綱取りが当然として、13勝次点で惜しくも敗れた豊昇龍も準ずる成績となり来場所が綱取りとなる事でしょう。


実際に八角理事長・高田川審判部長ともダブル綱取りを示唆しており、来年初場所の結果次第では両大関のダブル横綱昇進という可能性も出て来ます。


というワケで、毎回恒例のどれだけの成績なら昇進するのかの独自予想を行いたいと思います。

まず優勝した琴櫻ですが、今場所の14勝という全勝レベルの優勝を鑑みて、優勝は当然として準ずる成績でも昇進となるでしょう。

その準ずる成績の基準ですが14勝準優勝なら二場所連続14勝となり普通に昇進でしょう
13勝となると次点でも二場所合計27勝ですので、昇進となるのではと思います。
そうなってくるとボーダーラインは12勝同点となるのではないでしょうか。

次に豊昇龍の方ですが、こちらは今場所が準ずる成績の為、来場所は優勝が昇進の条件となると思います。
星数的には今場所13勝次点なので12勝優勝までが二場所合計25勝のボーダーラインとなるでしょう。


つまり琴櫻は12勝同点・豊昇龍が12勝優勝なので、来場所この二人が優勝決定戦まで進み、この成績ならダブル横綱昇進もあるのではないでしょうか。



もう一つ、ダブル横綱昇進においては大鵬・柏戸北の富士・玉の海の例に見られるように相撲興行的に話題性として若干昇進条件が緩む傾向があります。
なので「同時昇進」を前提にした場合、どれくらい甘めでも昇進になるのかという成績の予想もしてみました。


まず上では優勝が条件と言っていた豊昇龍ですが、来場所の成績が「14勝優勝・琴櫻」「14勝同点・豊昇龍」となった場合だとどうでしょう。
こうなってくると13勝次点―14勝同点となり、一応は三重ノ海の昇進成績と同じという前例もあり優勝経験もあるという事で「同時昇進」ならボーダーラインとなると思います。

次に琴櫻ですが上ではボーダーを12勝同点までとし、12勝次点を省いておりました。
しかし来場所の成績が「13勝優勝・豊昇龍」「12勝次点・琴櫻」となった場合だとどうでしょう。
これが14日目あたりに豊昇龍に優勝を許してのものなら難しいかもしれませんが、もし照ノ富士の休場などで今場所のように千秋楽相星決戦(12勝同士)となった結果のものなら
二場所連続の相星決戦で両大関が優勝と準ずる成績を分け合う形となります。
しかしながら12勝次点という成績にひっかかる人も出てくるのでしょうが、そこで今回琴櫻が手にした「年間最多勝」という実績が活きてきます。
稀勢の里が12勝次点を準ずる成績と審判部に認められたのも年間最多勝を取っていたためであり、琴櫻もこの場合なら12勝次点という成績を準ずる成績と認めての同時昇進となるのではないでしょうか。



結論としましては普通のボーダーラインは琴櫻が12勝同点豊昇龍が12勝優勝
ダブル横綱昇進の場合はボーダーラインが琴櫻が12勝次点豊昇龍が14勝同点

全体的に甘めではありますがそこはそれ、あくまでもボーダーラインなのでこの辺だと思われます。


もっとも、来場所は横綱照ノ富士の存在、このままでは終わらせまいとする大関大の里、その他実力者揃いの三役陣なども足元をすくってやろうと狙ってることでしょう。



長々と綴った予想を裏切るような波乱があるのか。それとも琴櫻・豊昇龍が順当にいくものか
非常に楽しみな初場所となる事でしょう。






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